アレルギーの症状
犬がアレルギーを起こした場合には、その大半は皮膚に異常が現われるようになります。
マルチーズの被毛は、とても長く繊細な毛質をしていますので、最初のうちは、外見の様子を見るだけでは、皮膚の異常に気が付かない事があります。
しかし、犬の皮膚にアレルギーの症状が現われると、ほとんどの場合に強い痒みが生じるため、犬が執拗に体を掻いたり、舐めたりする仕草を繰り返すようになります。
そして、皮膚の状態を確認すると、真っ赤に腫れている事が多く、いくつもの湿疹が見られたり、局所的な脱毛が起こり、毛が薄くなる場合もあります。
ノミアレルギーの場合には、犬の体に小さな黒いゴマ粒のようなノミが確認できたり、黒いフケのようなノミの糞が確認できるようになります。
また、アレルギーは皮膚症状の他にも、呼吸器や消化器に異常が見られる場合もあり、くしゃみや鼻水が多くなったり、下痢や軟便を繰り返すようになる事もあります。